TRUST NO ONE

音楽多め

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【REVIEW】Bishop Nehru『ELEVATORS: Act I & II』(2018)

この後にも彼のアルバム出てるんですけどね、でもやっぱりこの作品が好きなんですよね。 当時22歳だったんですがこの前にもMadlibプロデュースの曲もリリースしたり、MF DOOMとNehruvianDOOMというユニットをやったり、Wu-Tang Clanのツアーに同行したりと若…

【REVIEW】Sun Araw & M. Geddes Gengras Meet The Congos『Frkwys Vol. 9: Icon Give Thank』(2012)

レーベル<RVNG Intl.>の実験的なコラボレーション作品シリーズ「Frkwys」の第9弾。けっこう前の作品なんですがこれが出た時の衝撃は今でも忘れられないですね。 エクスペリメンタル方面では既に当時から名前が知れていたSun Arawと、Akron/Familyともその後コラボするM.</rvng>…

【REVIEW】Rashad Becker『Traditional Music of Notional Species, Vol. II』(2016)

ベルリンの<Dubplates & Mastering>で敏腕スタジオエンジニアとして名を馳せるRashad Beckerのシリーズ二作目。2013年の『Traditional Music Of Notional Species Vol. I』と同じくベルリンの<PAN>からのリリースです。 動物の鳴き声や部族の神秘的な祝祭にも聞こえる様な飛び交う電子音</pan></dubplates>…

【REVIEW】Clandestine Quartet『One for the Fossa, Two for the Wolverine』(2019)

Charles Gocherの死によってSUN CITY GIRLSが永久活動休止になってからはAlanとRichardのBishop兄弟はそれぞれのソロ名義で数多くの音楽を発表してきましたが、遂に二人が同じユニットでリリースした2019年作。 今回はRichardともRangdaというユニットをやっ…

【REVIEW】YamieZimmer『Arsonist Under』(2018)

トラックメーカーYamieZimmerが若干20歳で残した1stアルバム。SoundCloud上で既に話題だった彼が既発曲と新曲を新たにミックス/マスタリングして収録。 11曲20分という驚異的な短さの作品ですが初期のRonny J辺りを彷彿する凶暴なトラックの中に恐ろしい程の…

【雑記】ミーハー

HIP HOP好きだけど全然B-BOYでもなければ、パンク/ハードコア好きだけど根っからのパンクスでもなくて、アート好きだけどスノッブな感じもないと思いたいし、アイドルも聴くけどオタクでも、ましてやガチのマニアやディガーなんておこがましくて、自分の音楽…

【REVIEW】brakence『punk2』(2020)

インターネット上に無数に転がる音源の中でたまに出会える極上の名盤、若干18歳のbrakenceが発表したアルバムはまさにそんな感じでした。 100 gecsの活躍や、A. G. COOK等が関わったCHARLI XCXの最新作『How I'm Feeling Now』などがきっかけで世界的に徐々…

【REVIEW】Yellow Days『A Day in a Yellow Beat』(2020)

UK南イングランド出身のシンガー・ソング・ライターの2ndアルバム。 ThundercatやMac DeMarcoに影響を受けたというバリバリ新世代なんですが、この作品の音自体はとてもヴィンテージ・ソウルな感覚が随所に溢れています。レイ・チャールズがメチャメチャ好き…

【REVIEW】SWANS 『To Be Kind』(2014)

好きなんですよね、SWANS。スタジオアルバムは全部持っているぐらい。昔の作品も大好きですし、この先の作品も未来永劫好きなんだと思います。 2010年に『My Father Will Guide Me up a Rope to the Sky』で14年ぶりに復活してからというものSWANSはリーダー…

【REVIEW】login『Bitzer』(2020)

非常にインターネット的な話をすれば今年の5月ぐらいにTwitterで参考にしている方々が次々と話題にしていたので聴いてみたというだけで、全く知らない&今でも誰だかいまいちわからない謎のアーティストです。brakenceの『punk2』(こちらも名盤)という作品に…

【REVIEW】タージ・マハル旅行団『JULY 15, 1972』(1972)

タージマハル旅行団は1969年にリーダーの小杉武を中心に結成された前衛的音楽集団で、今でも世界中の熱心な音楽ファンから愛されている存在です。もちろん後追いですが自分ももれなく好きなんですよねこのアルバム。 72年に発表された本作はパリで行われた現…

【REVIEW】John Wizards『John Wizards』(2013)

バンドとしては数枚のシングルとこの1stアルバムだけを残して消えてしまった南アフリカはケープタウン出身の7人編成バンドJohn Wizards。 2010年代初頭にHonest Jon'sが再発して世界で話題となった南アフリカの高速ダンスミュージックShangaan Electroをイン…

【REVIEW】冥丁『古風』(2020)

広島を拠点に活動するエクスペリメンタル/エレクトロニカ・アーティスト冥丁の最新作。 1stアルバム『怪談』がPitchforkで騒がれていて2018年の年間ベスト・エクスペリメンタル・アルバムに選ばれた辺りからここ日本でも逆輸入的に知名度を上げていった気が…

【REVIEW】Macaroomと知久寿焼『kodomono odoriko』(2020)

これ言うと年がバレそうですが自分は小学生の時に初めて買ったCDがたまの『さんだる』って作品だったんですよ。なので個人的なルーツミュージックはたまで、今でもたまの諸作はけっこう聴いています。そんな訳で最近リリースされた元たまの知久寿焼と日本の…

【REVIEW】Tony Velour『Vices Hurt』(2019)

アトランタ出身のラッパーTony Velour。2018年には COMPLEXのBest New Artistに選ばれたりもしてたみたいです。日本だとInjury Reserveのアルバム客演と100 gecsのREMIXアルバムへの参加で知ってる人が多いのかなと思います。どちらも名作なので聴いていない…

【PLAYLIST】TRUST NO ONE 2020/09

9月いっぱいで紹介した作品でSpotifyプレイリストを作りました。今月は初月なのでMAXフルボリューム。3時間以上ありますので作業中のBGMなどでお使いください。 TRUST NO ONE 2020/09 on Spotify